複合型娯楽施設を運営するコロナワールドは、請求業務で発生する各種書類の電子化を進めている。今回は新たにウェブ請求書システム「BtoBプラットフォーム請求書」を導入した。
同社は、愛知県を中心に全国16カ所で複合型娯楽施設を運営。敷地内の娯楽施設から飲食店まで約80店舗をほぼ自社で運営しており、毎月膨大な量の紙の請求書の対応に追われていた。
BtoBプラットフォーム請求書は、自社が発行する請求書だけでなく、受け取る請求書や支払金額の通知など、さまざまな請求業務の電子化に対応するクラウドサービス。電子化による業務時間の短縮や承認フローによる内部統制強化、ペーパーレス化とコスト削減につながる仕組みとして、全国約17万社が利用しているという。
コロナワールドでは当初、各店舗の食材調達に「BtoBプラットフォーム受発注」を利用していたが、食材以外の取引先からの請求書にも活用の幅を広げ、400社との取引を電子化した。これまで経理担当者が総出となって仕分け・データ入力・確認していた作業を大幅に軽減し、紙で受け取る納品書や請求書の量は半減した。
BtoBプラットフォーム請求書では、販管費など毎回単価が変わる取引の請求書を電子化する。これによって、全ての請求書を電子データで受け取れるようになり、現在は全取引の7割を電子化できているという。