メタウォーターは、上下水道事業者向けに提供する水処理施設の運営・管理サービス「ウォータービジネスクラウド」に蓄積されたデータの活用実験を開始した。
同社が2011年に開始したウォータービジネスクラウドでは、上下水道施設における機器の広域監視や保守点検などに関するさまざまなサービスを提供している。上下水道事業者へのさらなる付加価値創出を目的に、ウォータービジネスクラウドに蓄積されたデータから、複数機場や過去の発生事象との比較などをより柔軟に行い、サービス間を横断的に連携できる仕組みやリアルタイム・データを活用できるサービス基盤の構築を計画している。
この実証実験では、データ分析基盤「Oracle Analytics Cloud」をはじめとする日本オラクルのクラウドサービスを活用し、蓄積された点検・監視・設備データと天候や降水量などの気象オープンデータとの相関関係を可視化・分析する。
採用理由として、ウォータービジネスクラウドの蓄積データをデータベース基盤「Oracle Database Cloud」に安全に集約し、Oracle Analytics Cloudで可視化する検証を素早く実行できることや、Oracle Analytics Cloudの可視化機能によって外部の地図サービスと連携する画面を迅速に作成できることなどを挙げている。