IDCが米国時間3月1日に発表した調査によると、エンタープライズストレージシステムの工場出荷額は、ハイパースケールデータセンターを手がけるベンダーに対するハードウェアの堅調な売り上げを受け、引き続き向上しているという。
また、エンタープライズストレージプロバイダーの市場シェア(3ドライブ以上搭載しているサーバの内蔵ディスクを含む)は、Hewlett Packard Enterprise(HPE)とDellがほぼ同程度で首位となっているという。IBMとNetAppが3位、Huawei(ファーウェイ)と日立が5位と続く。
IDCは、ODMダイレクト(委託者生産)市場が2017年第4四半期に前年同期比34.3%増となる、28億ドル(約3000億円)を若干下回る売上高を達成したとも記している。また、サーバベースのストレージの売上高は同四半期に23.8%増加し、42億ドル(約4400億円)となっている。外部ストレージシステムは、売上高にして66億ドル(約7000億円)と最大のマーケットセグメントであり続けている。
IDCのリサーチ担当バイスプレジデントとエンタープライズインフラチームは「エンタープライズストレージシステムへの投資は、非常に好調なペースで増加している」と述べた。「インフラの刷新と、サーバベースのストレージに向けた市場のシフト、パブリッククラウドデータセンター内での急激な拡張が組み合わさって、エンタープライズストレージシステムに対する強い需要が生み出されている」

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。