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米ZDNet編集長Larryの独り言

Spotifyが「Google Cloud」への依存拡大、確たる顧客となる意味

Larry Dignan (ZDNet.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2018-03-09 06:30

 ニューヨーク証券取引所(NYSE)への上場を申請中であるSpotifyは、同社のデータストレージなどを完全に「Google Cloud Platform」(GCP)へと移行する計画であることを明らかにした。こうした全面的な移行はNetflixによる「Amazon Web Services」(AWS)への移行を思い起こさせる。

 Spotifyが米証券取引委員会(SEC)に提出した申請書類におけるクラウドインフラに関する記述を読むと、NetflixがAWSへのインフラ移行を拡大し、AWSに対してより多くの法人顧客獲得への扉を開いた2010年から2012年にかけての出来事が思い出される。

 この両社はGCPとSpotifyと同様、ライバルであり、パートナーでもある。GoogleとSpotifyは音楽の配信サービスで競合する関係にあるが、クラウド上での関係を実現している。

 聞き覚えのある話ではないだろうか?NetflixとAmazonは競合関係にある。しかし、NetflixはAWSを利用する立場でもある。ただしその関係はいずれの側にとってもプラスになるものであり、NetflixによってAWSへの「全面的な」移行という動きの端緒が開かれた。NetflixがAWSにもたらしたインパクトは、料金の域をはるかに超えている。Netflixは、安心してAWSを利用できるという大きな理由を、小売業界の最高情報責任者(CIO)さえも含む他社のCIOに与えたのだ。

 Amazonの最高経営責任者(CEO)Jeff Bezos氏は2012年に以下のように述べている。

 われわれはAWS上のNetflixサービスに対して、Amazonの小売りサービスと同じレベルの配慮を注いでいる。オンデマンドの動画配信サービスでは『Prime Video』という競合製品を有しているが、われわれはAWS上のNetflixに対して毎日全力で取り組んでいる。われわれが行っていることの本質は、そういったレイヤの標準化だ。Amazonの小売りサービスはそのレイヤの標準化によるメリットを享受している。

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