日本株展望

米利上げ前の不気味な「円高」--イベント前の心構え

ZDNet Japan Staff 2018年03月08日 11時15分

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今日のポイント

  1. 日米金利差が拡大する中で円高が進むのはなぜか
  2. 日米金利差から見るとドル/円はほぼ妥当水準
  3. ドル/円は長期的に購買力平価に沿って動いている
  4. さらなる円高は進むか?3月の2つのイベントに注目

 これら4点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

日米金利差が拡大する中で円高が進むのはなぜか

 円高がジリジリ進んでいることが、日本株と日本経済にとって不安材料となっている。米国の中央銀行である連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを続ける間、日本銀行は長期金利(10年)をゼロに固定したままである。

 そのため「日米金利差が拡大していく中で、円高が進むのはおかしい」と考える人が増えている。果たしてその考えでいいのだろうか。

 米国の金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)が、3月20~21日に予定されている。21日(日本時間では22日午前3時)に0.25%の追加利上げが発表されるのは、ほぼ確実だ。利上げ目前でもドル安(円高)が続くのはなぜだろうか。

 確かにドル/円を動かす最も重要な要因は日米金利差である。しかし、ドル/円を動かす要因は他にもある。普段注目されることはほとんどないが「購買力平価(企業物価ベース)」も長期的な為替水準を決める要因だ。

 国際通貨研究所によると、購買力平価(企業物価ベース)は2017年末時点で、1ドル当たり95.42円である。購買力平価へのさや寄せが続くならさらなる円高が進むこともある。

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