DataRobot Japanは3月12日、機械学習の利用を容易にするパッケージサービス「AI-Driven Enterprise Package」を4月1日から提供すると発表した。ソフトウェアライセンスとデータサイエンティスト育成プログラム、プロジェクト推進コンサルティングをセットにしたものとなる。
パッケージには、機械学習自動化ツール「DataRobot」の最大50人分のライセンスが含まれる。DataRobotは機械学習を用いた予測モデルの作成を自動化するソフトウェア。チーフデータサイエンティストのシバタ アキラ氏は「データサイエンティストの専門知識やノウハウが詰め込まれている」と表現する。
これに、機械学習の基礎知識やツールの使い方、事業実装の手法などを学びながら社内の課題解決を進める教育プログラムを提供。データ専門家ではないがデータ分析に長けたビジネスアナリストや市民データサイエンティストの社内育成を支援する。機械学習を用いた戦略策定や組織化を支援するコンサルティングも実施する。
同社は“AIの民主化”を旗印にビジネスを拡大。2015年から日本での事業を本格化している。2017年には米国に続き世界第2位の営業拠点に急成長した。2018年は前年比で3倍の売り上げを目指すとシバタ氏は意気込んだ。

チーフデータサイエンティストのシバタ アキラ氏