サカタのタネは、業務システムをノンプログラミングで開発できるソフト「UnitBase」を導入した。システム開発を内製体制に切り替えることで、1つのシステムを約30分で構築できるようになったという。ジャストシステムが3月14日に発表した。
サカタのタネでは、ビジネスの拡大に伴った業務システムの外注コストが増加。また、事業部門の要望に十分応えることができず、部署ごとに作成した個別システムが乱立している状態だったという。
こうした状況を解決するため、情報システム部門では、開発コストを抑えながら事業部門の要望に素早く応えられる体制として、業務システムの内製化に着手した。部門内の限られたリソースでシステム開発を内製するには、プログラミングなどの工程を極力削減し、開発の生産性を高める必要があった。そこで検討したのが超高速開発ツールを導入だ。
複数のツールを比較検討した結果、誰でもすぐに扱えるユーザーインターフェースの使いやすさや、多くの利用者が使ってもコストを抑えられる同時ログイン単位のライセンス体系を高く評価し、UnitBaseの採用が決定した。
現在では、事業部門との対話が増えて、より早く適切に対応できるようになったとしている。これにより、1つの業務システムを約30分で開発できる体制を確立した。今後は、UnitBaseの全社展開を進め、事業部門と一丸となって「攻めの情シス」としての活動を推進していくとのこと。