山陰合同銀行は、3月からRPA(Robotic Process Automation)の本格運用を始めている。預金状況の照会業務などに活用することで、年間3600時間の削減効果を見込む。
RPAツールとして導入したのは、NTTデータの「WinActor」。同行では、2017年8月~2018年1月にかけて、11の業務で事前検証を実施。その結果、約30%に当たる年間3600時間の削減効果を確認した。特に効果の大きかった預金状況の照会業務においては、40%弱の時間削減効果があったとのこと。NTTデータでは今後、同行での導入実績を踏まえ、都市銀行、地方銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、保険会社、証券会社などの金融機関向けに業務効率化や働き方改革を支援していく。
預金調査各種照会取得業務におけるWinActor導入前後の作業フローイメージ(出典:NTTデータ)