中小企業基盤整備機構(中小機構)は、人工知能(AI)を使った起業相談の実証実験を3月14日から始めた。実施期間は約3カ月間を予定している。
今回の実験では、中小機構の自動応答サービス「起業ライダーマモル」にAIのチャットボットを実装。チャットで質問を受け付けて、必要な情報を自動で提供する。Automagiが開発したバーチャルエージェント「AMY AGENT」を活用する。
実験に先立ち、中小機構が運営する中小企業ビジネス支援サイト「J-Net21」のコンテンツや、同機構が蓄積する相談履歴などから作成したFAQデータを「AMY AGENT」に機械学習させ、問い合わせに自動応答するFAQシステムを構築した。
同機構では、実験で得られた学習データの内容を分析し、応対精度や利便性をさらに向上させ、本格導入を目指すとしている。
実証実験の概要(出典:エムティーアイ)