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日本株展望

「日米政治不安」対「ハイテク関連株の強気」

ZDNet Japan Staff

2018-03-16 10:47

今日のポイント

  1. 日米の株式市場は「政治リスク」に揺れる展開
  2. 米ハイテク業界の業績は今年も拡大する見通し
  3. ハイテク関連株の優勢と政治不安の綱引き

 これら3点について、楽天証券経済研究所チーフグローバルストラテジストの香川睦氏の見解を紹介する。

日米の株式市場は「政治リスク」に揺れる展開

 日米株式市場はともに「政治的な不透明感」に押される展開となっている。米国では13日、トランプ大統領が国際協調を重視するティラーソン国務長官を突然解任し、政治的混乱と外交政策の先行き不安につながっている。

 また、トランプ政権は中国に対し年間最大600億ドル(約6兆4000億円)の関税適用を検討中とされ、対米貿易黒字を1000億ドル(約10兆6000億円)削減するよう求めると報道されている。米中が貿易戦争(関税措置の報復合戦)に発展するリスクも警戒され、株価の重石となっている。

 国内では、「森友学園問題」で国会が事実上空転している。「世界で最も安定している」との評価が高かった政治的統治をめぐる不安がくすぶっている。安倍政権が不安定化すると、市場が期待する成長戦略の実現が先送りされる可能性があり、株式市場の悪材料となる。一方、世界の株式における物色トレンドで最近顕著な事象として、ハイテク(IT)関連株の優勢に注目したいと思う。

 図表1は、ハイテク業界の成長ダイナミズムを象徴するとされるフィラデルフィア半導体指数、S&P500 IT(情報技術)株価指数、ナスダック総合指数の推移をS&P500指数と比較したものである(2017年3月末=100)。株式市場が2月の調整から戻り歩調に転じたなか、半導体、IT指数、ナスダック総合はいずれも史上最高値を更新(3月12日)した。

図表1:米ハイテク関連指数は史上最高値を更新した


注:2017年3月末時点の各株価指数値を100とした推移を比較したもの
出所:Bloombergのデータより楽天証券経済研究所作成(2018年3月14日)

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