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CiscoはなぜDomoを採用したのか--「ビジネスのためのOS」を語るCEO

末岡洋子

2018-03-20 07:30

 データ可視化やBI技術を提供する米Domoは3月14日から、本拠地であるユタ州ソルトレークシティにて年次カンファレンス「Domopalooza 2018」を開催している。初日は創業者兼最高経営責任者(CEO)のJosh James氏が基調講演のステージに立ち、Domoを「ビジネスのためのオペレーティングシステム(OS)」と位置付けた。スピーチ中、顧客である米Cisco Systemsのデジタルマーケティング担当バイスプレジデントJoseph Puthussery氏を招き、Domoの魅力を紹介した。

Domoの創業者兼CEO、Josh James氏。社名のDomoは日本語の「どうもありがとう」からきている。James氏は日本語が堪能。
Domoの創業者兼CEO、Josh James氏。社名のDomoは日本語の「どうもありがとう」からきている。James氏は日本語が堪能

ビジネスのためのOS

 Domoは米Omnitureを創業したJames氏が、Omnitureを買収した米Adobe Systemsを辞めた後の2010年に立ち上げた企業。OmnitureはAdobeの「Adobe Marketing Cloud」の土台となっている。

 Domoの製品はビジネスインテリジェンス(BI)と形容されることもあるが、Domoはこれまでビジネス最適化プラットフォーム、ビジネス管理システムなどと位置付けてきた。今回、新しいマーケティング担当とともに打ち出したのが「ビジネスのためのOS」となる。

 「ビジネスの歴史で初めて、デジタルに接続したビジネスを作ることができる時代だ。われわれはオンラインの世界にあり、全てがデジタルに接続している。ここで働き、作業するためには、お互いがデジタルにコネクトしていなければならない。これを実現するプラットフォームがDomoだ」とJames氏は説明する。


Domoとは「何か(What)」「どうやって実現するのか(How)」「なぜか(Why)」を説明した。

 Domoの特徴はモバイルネイティブ、クラウドネイティブだ。特にモバイルについては「ビジネスをスマートフォンで動かす」が実現に入っているという。もう1つの特徴が、使いやすさ、シンプルさだ。このような特徴があって、1500社以上という同社の顧客の3分の1が、CEOがDomoにログインして使っているという。なかなか定着しないと言われるBIに対し、Domoは顧客に継続して使ってもらうことを最優先させてきた。

 James氏は、ビジネスのためのOSを支える7つの柱(”7 samurai”)を次のように紹介した。

  1. Connect:500以上というコネクタにより外部データソースと接続できる
  2. Adrenaline:エクサスケールのデータウェアハウスエンジン
  3. Fusion:データの抽出、変換、ロードのための「Magic ETL」を利用したデータの整備
  4. Explorer:アナリティクススイートで、データの発見やモバイル向けのビジュアリゼーション技術も含む
  5. Buzz:生産性・コラボレーションスイート
  6. MR. ROBOTO:機械学習による予測の提供
  7. Appstore:エコシステム

”ビジネスのためのOS”であるDomoの7つの柱”7samurai”

 これまで合計で3億5000万ドルを開発に投じた、とJames氏。例えば(6)のMR. ROBOTOは2017年のDomopaloozaで発表したもので、今回もレコメンの改善、自然言語分析の自動生成、スマートアラート、外部データとの相関関係などの機能が加わった。


MR. ROBOTOの自然言語による分析

 だが、James氏が最も強調したのは(2)のデータウェアハウスエンジン「Adrenaline」だ。超並列アーキテクチャによりゼタレベルもサポート可能という拡張性、OLAPの先を行くという高速なクエリ(「平均のクエリはサブ秒」という)、インテリジェントな発見、異常検知、レコメンなどを行う深層学習と様々な機能を含み、「Domoのパワーの背後にある魔法」とJames氏は明かした。

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