プラットフォームのビジネスモデルはコラボ型など4種類
講演の終盤では、ビジネスエコシステムを構築する上で、どのようなビジネスモデルとテクノロジを評価すべきかについて説明した。戦略に基付いて、エコシステムにどう関与するかを考え、このためのビジネスモデルを決める。
プラットフォームを構築する場合、ビジネスモデルは4つある。
(1)より上手に協業することを狙ったコラボレーション型(サプライチェーンなど)、(2)取りまとめて統合することを狙ったオーケストレーション型(電子政府など)、(3)誰もが創造できるプラットフォームを狙ったクリエーション型(App Storeなど)、(4)提供者と利用者を結び付けることを狙ったマッチング型(Airbnbなど)、だ。
ビジネスモデルを決めたら、次に、ビジネスモデルの実現に必要になるテクノロジについて詳しく調べる。場合によっては、ERP(統合基幹業務アプリケーション)を刷新する必要が生じるかも知れない。理想と現実のギャップを見出し、ギャップを埋めるためのテクノロジを探ることも大切になる。