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日本株展望

荒れ馬を乗りこなす「積み立て」投資術--大荒れ日経平均で効果が高まる - (page 2)

ZDNet Japan Staff

2018-03-20 11:00

荒れれば荒れるほど、投資成果が高まる「積み立て」投資

 これからも、「荒れ馬」日経平均は、急落・急騰を繰り返すと予想される。このような資産に、長期投資するには、どうしたらよいだろうか?筆者は、毎月一定額(たとえば、1万円)、積み立てで投資していくのが、よいと思う。

 なぜならば、乱高下が激しい資産ほど、「ドルコスト平均法」といわれる積み立て投資の威力が発揮されるからだ。それを簡単な例でみてみよう。

 激しく乱高下する投信Aと、値動きのない投信Bに、3年間積み立て投資した場合の投資成果をシミュレーションした。両方とも、投資開始時点と3年後の基準価額が同じとして、比較している。

激しく乱高下する【投信A】と、値動きのない【投信B】の基準価額推移


投資開始時点・1年後・2年後に1万円ずつ投資した場合の取得できる投資単位


注:筆者作成

「荒れ馬」【投信A】では、ドルコスト平均法の効果で、含み益が発生

 まず、【投信A】の、投資成果を見てみよう。投資開始時点で、基準価額1万円の時、1万円を投じて1単位購入する。次に、1年後、基準価額が8000円に下がったところで、1万円を投じると、1.25単位購入できる。次に、2年後、1万2000円まで値上った時に、1万円を投じると、0.83単位購入できます。合計で、3.08単位取得できたことになる。

 3年後に、【投信A】の基準価額が、投資開始時点の1万円に戻った場合、投資した3.08単位の評価額は、3万800円となる。合計3万円の投資が、3万円になったわけだから、800円の含み益を得たことになる。

 投資開始時と、3年後で、基準価額は変わらないのに、含み益が発生しているのは、なぜだろう。それが「ドルコスト平均法」の効果である。

 定額(ここでは1万円ずつ)投資を行っていると、投資対象が値上がりしたときには、少ない投資単位しか買えず、値下がりしたときに、たくさんの投資単位を買うことになる。高い時に少なめに、安い時に多めに買う効果で、長期的な投資成果を大きくすることができるのである。

値動きのない【投信B】では、含み益は得られない

 【投信B】は、最初から最後まで基準価額が1万円のままで、値動きがない。したがって、投資した3万円は、3万円のままである。ドルコスト平均法の効果は、値動きの乏しいアセットでは発揮されない。

 このことからわかるように、積み立て投資には、荒れる資産ほど投資成果が大きくなる仕組みが、組み込まれているわけである。荒れる日経平均に投資して、短期的な値動きに翻弄されずに、長期的な投資成果を獲得するには、積み立て投資が優れていると思う。

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