Microsoftは、バージニア州の2つの太陽光発電プロジェクトから315メガワット(MW)のエネルギーを購入すると発表した。企業による太陽光エネルギー購入としては米国最大だという。
太陽光エネルギーは、ユタ州に拠点を置く再生可能エネルギー企業sPowerが所有し運用する「Pleinmont I」「Pleinmont II」プロジェクトの一環で、2000エーカー(約8平方km)の土地に広がる75万基以上のソーラーパネルで生成される。両プロジェクトの発電量は年間およそ71万5000メガワット時(MWh)だ。
500MWのプロジェクトのうち315MWを購入すれば、2020年初めまでに再生可能エネルギーの割合を60%にするという目標に近づけるとMicrosoftは述べている。直接購入の再生可能エネルギーは合計で約1.2ギガワットになり、「映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの主人公マーティ・マクフライをデロリアンでタイムトラベルさせるのに十分なエネルギー」だという。
MicrosoftのプレジデントであるBrad Smith氏は、この契約により「予定よりも早く、もっとクリーンなクラウドを作れる」としている。契約の金銭的条件は明らかにされていない。
「当社の取り組みは事業を変革するだけにとどまらないため、このプロジェクトは電力以上のものを意味している。他の企業がもっと再生可能エネルギーを利用するのを後押しする狙いもある」(Smith氏)
Pleinmontプロジェクトに関する契約は、2018年までにデータセンターの使用電力の50%をクリーンエネルギーでまかなうという目標を、Microsoftが達成したことも意味し、バージニア州における同社の2件目の太陽エネルギー購入になるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。