Oracleは米国時間3月27日、同社の新しい自律型データベースに基づく初のサービスである「Oracle Autonomous Data Warehouse Cloud」の提供を開始したと発表した。
Autonomous Data Warehouse Cloudは同社の次世代データベース「Oracle Database 18c」上に構築されたサービスであり、自動化されたサイバーセキュリティシステムとともに2017年10月に発表されていた。Autonomous Data Warehouse Cloudは機械学習(ML)の活用によって高速かつシンプルなデータウェアハウスを実現する。Oracleによると、このサービスは「Amazon Web Services」(AWS)の半分のコストで同量のワークロードを処理できるだけの十分な速度を有しているという。
また、Autonomous Data Warehouse Cloudによって、自動バックアップや暗号化、高可用性アーキテクチャを用いたセキュアなデータウェアハウス機能が提供される。Oracleは、オンプレミスのデータベースと互換性を有しているため、クラウドへの移行がシンプルになる点を強調している。さらに、コンピュートリソースとストレージリソースの拡張や縮小を個別に、オンラインで行う機能も提供される。
Autonomous Data Warehouse Cloudは、Oracleがリリースを予定している複数の「Oracle Autonomous Database Cloud」サービスの第1弾となる製品だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。