富士通は3月30日、RPA(Robotic Process Automation)で英Blue Prismおよび米UiPathと提携したことを発表した。
富士通によれば、近年のデジタル革新の中で生産性・品質向上を目的とした業務の自動化に対しRPA活用が注目される。個々の業務でのPoC(Proof of Concept=概念実証)から本格的な導入、さらには全社規模の自動化がはじまっている。
富士通とBlue PrismはRPAソリューションのさらなるニーズ拡大を見据え、RPA分野においてグローバルで協業することで合意した。両社は同協業により、Blue PrismのRPAソフトウェア「Blue Prism」を、富士通の人工知能(AI)などの最新技術の適用や共同ソリューション企画・提案・概念実証などを通じて、欧州、北米、日本などの企業のRPA活用の立ち上げと運用定着・拡大の仕組みづくりを支援していく。
また、富士通は、UiPathのRPAソフトウェア「UiPath」を国内の企業向けに4月初旬から販売する。富士通によると、近年、国内において働き方改革が推進される中で人手による作業を代替し生産性を向上させるRPA活用へのニーズが高まっている。「UiPath」はRPAのニーズ拡大に対して小規模から大規模システムまで幅広く対応可能だという。
富士通は、企業の働き方改革を支援する体制を強化するため、UiPathの公式な認定制度であるUiPathアカデミー(RPA開発必須トレーニング認定資格)を修了し、2018年度内に「UiPath」を活用できる技術者を300人規模で育成する。