ダイハツビジネスサポートセンターは、自社グループ企業向けに開発・提供する勤怠管理システムの統合監視基盤として、仮想化環境に特化したシステム監視用仮想アプライアンス「MIRACLE ZBX Virtual Appliance」を採用した。クラウドサービス上で提供する勤怠管理システムの安定稼働を実現する。
ダイハツビジネスサポートセンターは、主にダイハツ工業のグループ企業に向けて、自動車の開発支援や人材派遣、施設管理、警備、保険、IT・人事・給与関連の各種シェアードサービスなど、さまざまなサービスを提供している。今回、新たにダイハツ販売会社専用の勤怠管理システムを独自に開発・提供することになり、その監視システムとしてMIRACLE ZBXの仮想アプライアンスが採用された。
ダイハツグループの勤怠管理システムは、利用者の使い勝手の良さを優先し、導入費用を抑えながら保守性向上を図るため、各販売会社にはクラウドサービスとして提供している。勤怠管理システムの停止を極力避けるため、サービス提供先でのシステムの稼働状況を常時チェックする監視機能が必要になったという。
ダイハツビジネスサポートセンターは、複数の統合システム監視ソリューションにおいて約30項目にわたるチェックポイントを設定したアセスメントを実施した。その結果、監視機能の使いやすさ、保守・メンテナンスの容易さ、コストパフォーマンスの観点から製品を選定した。MIRACLE ZBX Virtual Applianceは、OSレベルからの構築が不要となるため、導入から構築にかかる工数や時間、コストを大幅に削減できる点を大きなメリットとして評価している。
同社では、導入時に監視設定方法のサポートを受け、データ収集や処理の自動化などを実現している。また、MIRACLE ZBXの監視設定機能と柔軟なサポートを活用し、販売会社ごとに異なる勤怠管理方式に対応した独自の設定を計画しているという。