Amazon Web Services(AWS)は米国時間4月4日、エンドツーエンドの機械学習(ML)サービス「Amazon SageMaker」に対して、「Local Mode」を含む複数の機能を追加したと発表した。
同社の深層学習(DL)および人工知能(AI)担当ゼネラルマネージャーを務めるMatt Wood氏は、カリフォルニア州サンフランシスコで同日に開催された「AWS Summit」で、開発者はローカル環境のノートブック上でMLモデルを訓練した後、SageMakerを用いてノートブックインスタンス上で訓練を実施できるようになったと説明した。同氏は、Local Modeによって「MLモデルの反復学習回数を大幅に増加させることができる」と述べた。
さらにAWSは「TensorFlow」と「Apache MXNet」の最新安定バージョン(「TensorFlow 1.6.0」と「Apache MXNet 1.1.0」)のコンテナ版をオープンソース化するとともにSageMakerに追加した。
Wood氏は「これらのコンテナを自らのものとしてカスタム化し、任意のパッケージやモデルを追加して、中核コンテンツ向けにカスタマイズし、SageMakerにドロップすることで、任意の規模で訓練を実行できるようになる」と述べた。
SageMakerのアップデートのほか、2つのAIサービス「Amazon Transcribe」「Amazon Translate」の一般提供開始を発表した。
Wood氏は、GE HealthcareやExpedia、Cox Automotiveなど多様なAWS顧客がSageMakerを利用していると述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。