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日本株展望

なぜトランプはアマゾンを攻撃?--どうなるナスダック相場

ZDNet Japan Staff

2018-04-06 11:10

今日のポイント

  1. トランプ大統領がアマゾン・ドット・コムを攻撃する理由は?
  2. ナスダックの利益拡大ペースは市場平均を上回る見込み
  3. ナスダック関連やハイテク関連の株価に値ごろ感

 これら3点について、楽天証券経済研究所チーフグローバルストラテジストの香川睦氏の見解を紹介する。

トランプ大統領がアマゾン・ドット・コムを攻撃する理由は?

 今週は米中貿易紛争の激化懸念に加え、ハイテク(IT)関連株を中心とするナスダック相場の下落が日米株式相場の重石となった。フェイスブックの顧客情報漏えい事件、ウーバーの自動運転車事故、テスラの電気自動車リコール問題などで地合いが悪化していたところに、トランプ大統領がツイッターで「アマゾン叩き」を続けたことがナスダック相場を押し下げる要因となった。大統領がアマゾンを攻撃し始めた理由は3つあるとされている。

  1. アマゾンCEOであるジェフ・ペゾス氏が社主(オーナー)を務めているワシントンポストが大統領選挙中からトランプ批判を繰り広げてきた(大統領はワシントンポスト紙を「フェイクメディア」[噓の報道機関]と反撃していた)
  2. 大統領は米国屈指の不動産王で商業用不動産オーナーに支持者が多いとされる。アマゾンが事業を拡大するほど店舗型小売店が廃業を強いられ、商業用不動産のテナントが激減した(トイザラスの経営破綻が典型例)
  3. アマゾンが生み出す雇用よりアマゾンのシェア拡大で失われる雇用が多いことを問題視することで、中間選挙に向けた政治的宣伝に利用したい、などが挙げられている。また、オバマ政権と良好な関係にあったIT系大手企業やその経営者は人種差別に反対(移民受け入れに賛成)で大統領とそりが合わないと言われてきた。ただ、図表1が示すとおり、米ナスダック相場は中長期で日米の株式市場平均を圧倒してきた。今般の株価下落も、長期トレンドのなかでこれまで幾度も経験した短期的調整に見える。

図表1:優勢を続ける米ナスダック相場に突然の乱気流


注:2008年初を100とした各種株価指数の推移を示したもの。
出所:Bloombergのデータより楽天証券経済研究所作成(2018年4月4日時点)

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