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日本株展望

「PER13倍だから割安」と考えると痛い目にあう?

ZDNet Japan Staff

2018-04-10 11:06

今日のポイント

  1. PERは、株価割安度を測る最も代表的な指標
  2. 株は利益を生む資産。利益に対する倍率で、割安・割高の見当をつけられる
  3. 日経平均の予想PERは約13倍、TOPIXは約15倍。歴史的には安いが、国際比較では普通
  4. より重要なのは、今が景気回復「初期」か「中期」か「末期」か、判断すること

 これら4点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

 「PER(株価収益率)の見方を教えてほしい」との声がある。今回は、そこを解説する。

PERは、株価割安度を測る最も代表的な指標

 PERは、「ピーイーアール」または「パー」と読む。日本だけでなく、世界中の投資家が見る重要指標なので、PERの見方をきちんと理解しておくことは、株式投資を行う上で重要だ。

 PERは以下のように計算する。

PER=【株価】÷【1株当たり利益】

 株価が割安かどうか測る、もっとも基本的な指標は、PERである。株価を1株当たり利益で割って計算する。言い換えると、PERは「1株当たり利益の何倍まで株価が買われているか」を示す。一般的に、倍率が高いほうが株価は「割高」、低いほうが「割安」と判断される。

株は利益を生む資産:利益に対する倍率で、割安・割高の見当をつけられる

 株式会社は、利益を生むために運営されている。株に投資すると、赤字でない限り、利益が発生する。利益から、再投資のための内部留保を除いた部分を、株主は配当金などの形で受け取ることができる。

 株のように利益を生む資産は、利益の何倍まで買われているか見ることで、割安・割高のおおまかな見当をつけられる。

 ただし、投資資産には利益を生まないものもある。たとえば、仮想通貨は利益を生まない。したがって、仮想通貨が割高か割安か判断するのは、困難だ。

 ビットコインは2017年急騰し、今年急落した。いくら上がっても「なお割安」という意見が出るのも、いくら下がっても「なお割高」との意見が出るのも、PERのような、割安割高の評価軸がないからである。

 金(ゴールド)や白金(プラチナ)などの貴金属も、保有しているだけでは、利益を生まない。いくらなら割安、いくらなら割高という見方が定まりにくいのは、利益の何倍まで買われているか、という指標で測ることができないからだ。

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