紙製品や産業包装用品を製造販売するマルアイは、統合基幹業務システム(ERP)パッケージ「SAP Business Suite」の採用を決定した。アイ・ピー・エスがシステム構築を担当し、2018年2月から導入プロジェクトを開始している。
マルアイでは、紙製品と化成品で生産管理と販売管理のシステム間連携が取れておらず、生産計画や販売計画の精度の安定化が課題になっていた。また、さらなる収益性の確保のため、情報の戦略的活用により「提案型営業」へシフトする必要にも迫られていたという。
製造工程の可視化と需要予測に基づく生産計画の精緻化、製品売上・原価・利益率を的確に把握できる基盤の整備のため、マルアイはシステムの刷新を検討した。複数のERPソフトを比較検討した結果、あらゆる情報を一元管理しリアルタイムに分析活用することができ、業界業務の最適解を手本にした本質的な業務改革を実現することができる点を評価し、SAP Business Suiteの採用を決定している。