PwC あらた、AIで異常仕訳を抽出する「会計仕訳検証システム」を開発

NO BUDGET

2018-04-17 10:57

 PwC あらた有限責任監査法人(PwC あらた)は4月16日、「AI 会計仕訳検証システム」を開発し、4月から試験運用を開始したと発表した。

 同システムは、人工知能(AI)が会計データから異常仕訳を自動的に抽出するもの。PwCのデータ監査ツール「Halo for Journals」の仕訳データ全件を対象に、機械学習によって一定の法則性を読み取り、個々の仕訳がそれに合致するかを評価する。

 監査チームは 、同システムを利用することにより、膨大なデータを網羅的かつ効率的に分析し、誤謬や不正の可能性を重点的に調べることができる。また、人間が想定しなかったリスクや課題も浮かび上がらせることも期待できる。

 PwC あらたでは、2016年10月にAI監査研究所を設置し、監査品質の向上、業務の効率化に向けた調査研究に取り組んでおり、同システムの開発はその成果の一つになる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]