「GitHub」は世界で最も人気のあるオープンソースの開発プロジェクト向けサイトだ。何千万人もの開発者が同サイトで、8000万件を超えるプロジェクトに取り組んでいる。
このサイトは、Linus Torvalds氏によるオープンソースの分散型バージョン管理システム「Git」を利用するためだけの場ではない。協業のためのオンライン拠点、テスト環境としてのサンドボックス、デプロイのためのローンチパッド、そして新しいスキルを習得できるプラットフォームでもある。GitHubトレーニングチームはこのたび、プログラミングの門戸を広げるために「GitHub Learning Lab」という新しいアプリを発表した。
GitHub Learning Labは、チュートリアルやウェブキャストではない。GitHub内で実際に体験しながら学習するためのアプリだ。GitHubによれば、「親切なボットが実践的で楽しい一連のラボを案内し、役立つフィードバックを随時提供して、必要なスキルをすぐに習得できるようにする」という。
GitHub Learning Labでは、ボットがGitHubのリポジトリに作成した「イシュー」を使って学習する。タスクを終えると、ボットがプロジェクト協力者のように作業についてコメントし、プルリクエストを評価する。
コースの途中で質問があれば、「GitHub Learning Lab Community Forum」で尋ねることができる。この新しいアプローチにより、ほかのコース受講者に加え、GitHubトレーニングチームのメンバーなど、専門のトレーナーからサポートを受けられる。
GitHub Learning Labはまず、GitHub入門、Markdown関連、GitHubページ、GitHubへのプロジェクト移行、マージによるコンフリクトの管理など5コースを用意する。また、オープンソースプロジェクトに初めて貢献するためのコースを含め、今後さまざまなコースをアプリに追加する計画だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。