編集部からのお知らせ
動画セミナー「Security Trend Winter」公開中!
最新記事まとめ「医療IT」
日本株展望

貿易戦争と円高懸念やわらぐ--しかし米長期金利上昇に注意 - (page 3)

ZDNet Japan Staff

2018-04-23 10:35

株安第1~第3波を招いた複合ショック:過度の悲観は薄れたが、警戒は続く

下落第1~3波を生じた5つの弱材料:足元の状況

1.米中貿易戦争が激化する懸念

 中国の習近平国家主席が4月10日の講演で、中国の市場開放を進める方針を表明してから、貿易戦争が「落としどころ」を探しつつ収束していく期待が生じた。ただ、米国がさらに制裁を強化し中国が報復する可能性も残っており、今後の進捗を慎重に見守る必要がある。

2.米IT大手へのバッシング

 フェイスブックやグーグルなど米IT大手へ社会的批判が高まり、株価が一時急落した。社会的批判は簡単には収まらないが、米IT大手が、世界を支配している現状に変わりはない。下がったところでは買いも入り、株価は反発した。今週は、米IT大手の1~3月決算発表が集中する(4月23日アルファベット:グーグルの持ち株会社、25日フェイスブック、26日アマゾンドットコム)。業績好調が続いているか、注目されている。

3.円高がさらに進み、今期(2019年3月期)業績が減速する懸念

 世界的な株安第1~3波が進む中、リスクオフの円買いが進み、一時1ドル104円台をつけ、業績不安が強まった。ただしその後、世界的に株が反発する中で1ドル107円まで円安に戻った。さらなる円高が進む懸念は低下してきている。

 日本企業は、今期の企業業績を、1ドル105円辺りを前提に出してくると予想される。1ドル105円でも増益が可能と考えられるが、期初は、かなり控えめ(低め)の予想を出してくる可能性もあり、注意を要する。これから、本格化する3月決算発表で、会社がどういう予想をだしてくるか注目されている。

4.米金利上昇

 再び、米長期金利が3%に接近していることが警戒されている。今年さらに2回の利上げが見込まれる状況に変化はない。米長期金利を嫌気した米国株の売りが復活する可能性に注意が必要だ。

5.政治不安

 トランプ大統領の支持率はやや回復した。安倍首相が日米首脳会談を無難にこなしたことはプラス材料である。ただし、安倍政権の支持率低下が続いていることは注意を要する。

 なお、北朝鮮が核開発放棄を表明したことはプラス材料だが、核兵器廃棄の具体的スケジュールが決まっていないことから、まだ警戒が必要である。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]