Oracleは米国時間4月24日、「ブランドセーフティ」をマーケターらに提供するプラットフォームを手がけるGrapeshotを買収することで合意したと発表した。金銭的条件は明らかにされていない。
Grapeshotの中核プラットフォームは、コンテクスチュアルインテリジェンスシステムだとされており、ニュース速報やトレンドとなっている話題を含む適切なコンテキストをリアルタイムでターゲットにすることで、オーディエンスリーチの成長を促すというものだ。また同プラットフォームは、ブランドセーフティと呼ばれる分野も対象とするようになっており、ブランドに傷を付けかねないオンラインコンテンツとともに広告が表示されないようにするうえでマーケターらを支援するという。
Oracleによると、Grapeshotは世界の約5000人のマーケターとともに仕事をしており、プログラマティックな広告におけるおよそ380億にのぼるインプレッションを網羅しているという。また、前年比で100%を「はるかに超える」成長率を記録しているという。
OracleはGrapeshotを、「Oracle Data Cloud」の顧客オーディエンスセグメントを補完し、マーケターらにさまざまなツールを提供するOracleのオーディエンスおよび測定製品を強化する存在と位置付けている。
Grapeshotの製品は今回の買収が完了した後、Oracleが2017年に買収した広告測定企業Moatの製品とともにOracle Data Cloudを強化することになる。Grapeshotは当面の間、既存の顧客やパートナーと直接連携し続ける予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。