レッドハットは4月24日、CTCがオリコ向けWEBサービス提供基盤に、Red Hat OpenShift Container Platformを採用したと発表した。
オリコはクレジットカード事業や個品割賦事業を展開しており、会員用サイト・加盟店向けのWEBシステムの開発・運用をはじめとしたさまざまなシステム領域をCTCが担当している。
クレジットカード各社が顧客獲得競争を繰り広げる中、業界内での競争力強化を図るため、オリコはユーザーエクスペリエンスに優れた、カードの入会受付・割賦の申し込みなどを担う顧客向けWEBフロントシステムや、新商品のウェブサイトを迅速、低コストかつセキュリティ面を担保して構築したいという要望を持っていた。
そこでCTCは、迅速なアプリケーション開発・提供が可能なコンテナ技術に着目し、有用な最新テクノロジが利用できるオープンソースソフトウェアを取り入れつつ、高い信頼性やセキュリティレベルが求められる金融機関向けのシステムであることを踏まえ、Red Hat OpenShift Container Platformを採用した。
また、システムのダウンタイム回避につながる自動障害検知や復旧機能を有していることで、オリコが重視する業務継続性へのニーズに合致すること、現在サービス提供基盤として利用しているCTCのIaaS型クラウドサービス「TechoCUVIC」への導入の容易性と、親和性の高さも採用の決め手となったという。
今回のRed Hat OpenShift Container Platformの導入、アプリケーションのコンテナ化の実現により、CTCでは、デプロイまでの作業工数が従来の半分となり、迅速なアプリケーション提供が可能になった。また、インフラとアプリケーションの疎結合実現により、インフラ設定と構築にかかるコストも従来の三分の一になるなど、大幅な時間短縮とコストの削減を実現したとしている。
これにより、新たなサービスを低コストで、かつセキュリティ面を担保した形で提供したいというオリコの要望を叶えるアプリケーション基盤が構築でき、コンテナ化によるアプリケーションの可搬性が高まったことで、将来的なパブリッククラウドとの連携サービスをも見越した、拡張性の高い柔軟なハイブリッドクラウド環境のベースも整った。
CTCは今後、さらにRed Hat OpenShift Container Platformをベースとしたアプリケーション開発基盤の他金融機関への適応を加速する予定だ。また、アプリケーション自体の開発速度の向上を図るため、アプリケーションの機能ごとのモジュール化・再利用を可能にする、API化・マイクロサービスアーキテクチャ化にも取り組んで行くとしている。