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日本株展望

米長期金利上昇は恐怖か--日経平均への影響は?

ZDNet Japan Staff

2018-04-27 11:05

今日のポイント

  1. 米長期金利の3%突破に市場は恐怖心?
  2. 為替のドル高・円安は日経平均の下支え要因
  3. 米インフレ期待と円安は日本企業の売上見通し改善に寄与

 これら3点について、楽天証券経済研究所チーフグローバルストラテジストの香川睦氏の見解を紹介する。

米長期金利の3%突破に市場は恐怖心?

 米国市場で警戒されていた長期金利(10年物国債利回り)は今週、節目とされていた3%を突破した。2月5日以降の「ボラティリティショック」のきっかけが長期金利上昇であった経緯から、市場の不安心理は拭えない。また、24日にはダウ平均採用銘柄であるCaterpillarに業績面の先行き不安が広まり、資本財銘柄を中心に大幅安を余儀なくされた。

 長期金利上昇の背景としては、(1)米景気が堅調に推移している、(2)原油など商品市況堅調で期待インフレが上昇している、(3)Trump米政権の税制改革で財政収支悪化が懸念される――などが挙げられる。このうち(2)については、米国債市場で計算される「期待インフレ率(ブレークイーブンレート)」が2014年9月以来の水準まで上昇しており(図表1)、利上げの継続を想定すれば、米国債市場でのイールドカーブのベアフラットニング(利回り曲線が平坦化しながら上昇する傾向)は想定された範囲内の動きと言える。

 むしろ、米金利の上昇は、米国景気堅調を反映する事象である。日本企業の外需面で販売数量の増加が見込めることに加え、「日米金利差拡大」を反映し始めた為替相場でドル高・円安が進んでいる。これらは、自動車、機械、電気機器などを中心にグローバル企業の業績見通しにプラス要因となりやすく、日経平均株価は戻りを試す展開となっている。

図表1:米国の長期金利と期待インフレ率の推移

図表1
注:長期金利=米10年国債利回り、期待インフレ率=米ブレークイーブンレート(10年物)
出所:Bloombergのデータより楽天証券経済研究所作成(2018年4月25日)

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