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日本株展望

米長期金利上昇は恐怖か--日経平均への影響は? - (page 2)

ZDNet Japan Staff

2018-04-27 11:05

為替のドル高・円安は日経平均の下支え要因

 為替相場で潮目の変化が鮮明となっている。米長期金利が3%に達する動きを見える一方、欧州経済の一部に景気減速感が出てきたことで、通貨ユーロや英ポンドが米ドルに対し軟化。

 米国とドイツの長期金利差は29年ぶり高水準に拡大し、相対的な利回り魅力も米ドルの堅調要因となっている。図表2で示す通り、米ドルの他通貨に対する総合的な値動きを示す米ドル指数(DXY)が4カ月ぶり高値まで反転上昇した一方、米国のシリア空爆を無難に消化した後、5~6月に開催される米朝首脳会談に向け地政学リスクが後退したことで「リスクオフ(回避)の円買い」が一巡。為替がドル高・円安となっている。

 Trump米政権の財政出動で国債の供給増は警戒すべき要因だが、現時点で「米国債売り・ドル売り」の動きにはなってはいない。日銀が量的緩和政策としてのYCC(イールドカーブコントロール)を維持し、国内長期金利がゼロ近辺に抑制されている現状で、為替市場が「日米金利差拡大」を素直に材料視しているとも言える。

 また、17~18日の日米首脳会談でTrump米大統領が対日貿易赤字に関わる為替に言及せず、21日にはMnuchin米財務長官が「中国を訪問する可能性がある」と表明。貿易摩擦をめぐる米中対立が緩和に向かうとの観測もドル円の押し上げ要因となった。ドル円が「心理的な節目」とされる110円を突破し、年初の水準(112円台)に挑戦する動きとなれば、日経平均の戻りに追い風となりそうである。

図表2:為替に潮目の変化?米ドルの反転上昇と円の反転下落

図表2
注:米ドル指数=DXY(The U.S. Dollar Index)<米ドルの他通貨に対する総合的な値動きを示す>
出所:Bloombergのデータから楽天証券経済研究所作成(2018年4月25日)

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