デルとインテルが須崎市にPCなど貸与--働き方改革を目指す - (page 2)

大河原克行

2018-05-01 07:30

 「須崎市の返礼品の情報は、市役所の担当者が写真を撮影して、サイトで紹介していたが、約50社の地元企業が参加しており、市役所の担当者が発信するのには限界がある。今回、デルとインテルとの協業により、ふるさと納税の返礼品に参加している企業に2-in-1パソコンを手渡し、企業側から魅力的な情報を発信してもらうようにする」という。

 土佐龍の池龍昇社長も、「ふるさと納税の勝ち組になるには、鮮度の高い情報を流すことが大切。デルとインテルとの協業をきっかけに、須崎市の納税額や、土佐龍のサイトを通じた販売額を増やしたい」と語った。


デルの2-in-1パソコンを持つしんじょう君

 さらに、須崎市では、ご当地キャラクターである「しんじょう君」からの情報発信にも、デルとインテルが提供する最新デバイスを活用する予定だ。

 2016年に開催された「ゆるキャラグランプリ2016」で優勝しているしんじょう君は、「年間50回を超える県内、県外への出張があり、これまでのIT環境では、発信できる情報に限界があった。今後、2-in-1パソコンを利用して、職場と同じ環境で、効果的な情報発信を行うことができる。どんな場所からも、須崎市に関する情報を発信できる」としている。

 須崎市では、こうした取り組みを通じて、「すさきがすきさ産業振興計画」で掲げた目標達成につなげる考えだ。


特定非営利活動法人「暮らすさき」で、フランスの「須崎アンバサダー」と、Skypeで結んで情報共有を行っている様子

 具体的には、現在、Twitterのフォロワー数で6万人、Facebookの「いいね!」では8000件、ブログは年間100万PVの実績を持っているが、情報発信をさらに強化することで、2019年度には、Twitterのフォロワー数では10万人、Facebookの「いいね!」では1万7000件、ブログでは年間250万PVを目標にしている。

 「須崎市の返礼品の情報は、市役所の担当者が写真を撮影して、サイトで紹介していたが、約50社の地元企業が参加しており、市役所の担当者が発信するのには限界がある。今回、デルとインテルとの協業により、ふるさと納税の返礼品に参加している企業に2-in-1パソコンを手渡し、企業側から魅力的な情報を発信してもらうようにする」という。

 土佐龍の池龍昇社長も、「ふるさと納税の勝ち組になるには、鮮度の高い情報を流すことが大切。デルとインテルとの協業をきっかけに、須崎市の納税額や、土佐龍のサイトを通じた販売額を増やしたい」と語った。


デルの2-in-1パソコンを持つしんじょう君

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