Googleは米国時間5月3日、「Advanced Protection Program」(高度な保護機能プログラム)が、Appleの「メール」「カレンダー」「連絡先」など「iOS」標準アプリに対応したと発表した。
高度な保護機能プログラムは、ユーザーのGoogleデータにアクセスできるアプリを制限することで、そうしたデータを保護するもの。これまでは、ユーザーがこのプログラムに登録すると、GoogleのアプリしかそのユーザーのGoogleデータにアクセスできなかった。
このアップデートにより、AppleのiOS標準アプリにも「Gmail」や「Googleカレンダー」、「Googleコンタクト」などのデータへのアクセスを許可できるようになる。高度な保護機能を利用しているユーザーがGoogleアカウントを使ってiOSアプリにサインインすると、サインインのプロセスを完了させるための手順が表示される。
2017年10月に開始されたこのプログラムは、ジャーナリスト、活動家、政治関係者など特別なセキュリティが必要なユーザーを対象としている。同プログラムには他の保護策も盛り込まれており、たとえばユーザーがログアウトした後、または新しいデバイス上でサインインする場合に、物理的なセキュリティキーを使用してアカウントにサインインするよう求める機能などがある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。