ミック経済研究所は、「『働き方改革』を支援するリモートアクセス&DaaS市場の現状と展望2018年度版」を発表した。
2017年度のリモートアクセス市場の規模は対前年比25.7%増の84億9000万円で、同年度のDaaS市場は対前年比21%増の186億8500万円になることが分かった。
リモートアクセス&DaaS市場の推移
リモートアクセスサービスは、サーバやPCのリモート管理、BCP対応などのニーズが多かったが、最近では人手不足が深刻化したことを背景に、同サービスにより業務効率アップを図る企業が増えてきた。なお、同研究所では、同市場は2018〜2022年度までは年平均23.3%で成長し2022年度には242億円市場となると予測している。
DaaSは、社内の情報システムのセキュリティ強化やOS仮想化などの面でのニーズが多かったが、最近ではこれらのニーズに加え「働き方改革」を背景にしたリモートワークやテレワークへの対応のために導入を検討する企業が増えてきた。同研究所では、DaaSは利用者の増減に容易に対応できることからも、オンプレミスに比べて、導入企業に支持される要因になっているとしている。同市場は、2018〜2022年度までは年平均21.0%で成長し、2022年度には340億円市場になると予測している。