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AI、エッジ、「Microsoft 365」などで多様なサービス展開--「Build 2018」で見えたこと

Tony Baer (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2018-05-11 06:30

 Microsoftはもはや、以前のような「Windows」だけの企業ではない。同社は、Linuxやオープンソースも取り込みながら、クラウドファースト企業に進化している。米国時間5月7日に行われた「Microsoft Build」の基調講演では、クラウド&エンタープライズグループ担当エグゼクティブバイスプレジデントScott Guthrie氏が、同社は今や、1万7000人を超えるコントリビュータ―を擁する、GitHub最大のオープンソースコミュニティを抱えていると誇らしげに語った。Linuxが「Azure」だけでなく「SQL Server 2017」でも重視されているという事実が、Microsoftの進化を証明している。

 しかし、5月7~9日に開催された「Microsoft Build」の表のメッセージが、同社がAIに全力で取り組んでいる姿勢を示すことだとすれば、その裏には、今こそWindowsをはじめとする従来の資産を生かしていこうという隠れたメッセージが込められている。話題の中心になったのは「Microsoft 365」だ。これは一見、「Office 365」を強化したもののようにも見える。Mary Jo Foley氏は、Microsoftが想定するシナリオの1つについて記事を書いている。この記事では、Officeに「Cortana」「Windows ML」「Surface Hub」などの技術の組み合わせることで、職場での会議が大きく変わる可能性があるという近未来のシナリオについて説明している。

 どのクラウドプロバイダーも、いくつかの面で同様のことを目指している。AIはプロバイダーが激しく競争している分野の代表例だろう。

 Googleは事業運営にAIを活用することにかけてのパイオニアとして名を上げたが、今では、あらゆるクラウドプロバイダーが多様なAIサービスを展開して、主導権争いにしのぎを削っている。どのプロバイダーも少なくとも10以上のサービスを提供しており、その種類も、チャットボットの会話サービスから、音声のテキスト変換、あるいはその逆、画像認識や顔認識、言語の翻訳、深層学習までさまざまだ。

 しかし、AIに対するアプローチには違いがある。あらゆるニーズを急いで満たそうとする試みの中で、各プロバイダーは専門家ではないユーザーの取り込みに、異なる方向からアプローチしてきた。例えば「Amazon SageMaker」の場合、ユーザーは1ダースほどのアルゴリズムがあらかじめ用意されている、閉じた領域からスタートすることになる。一方、「Microsoft Azure Machine Learning Studio」は、どちらかと言えば古くからあるIDEに似ている。「Google Cloud AutoML」はまだ初期段階にあり、ニューラルネットワークに焦点を当てているが、素早く容易に画像認識用の機械学習モデルを作成できるサービスとなっている。

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