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日本株展望

中東不安とナスダック反発のどちらに軍配?

ZDNet Japan Staff

2018-05-11 10:32

今日のポイント

  1. 中東の地政学不安と原油高は株式の重石?
  2. ナスダックの反発は利益成長期待の復活が背景
  3. 米国のナスダックやIT関連の戻りに注目するなら

 これら3点について、楽天証券経済研究所チーフグローバルストラテジストの香川睦氏の見解を紹介する。

中東の地政学不安と原油高は株式の重石?

 日米株式は5月入りしても底堅い動きを維持している。四半期来(4月以降)の騰落率で比較すると、米ダウ平均が+1.8%、世界株式(MSCI)指数は+2.1%となっており、為替がドル円で+3.2%と円安。日経平均株価は+4.9%と世界株式より優勢となっている(5月9日)。トランプ米大統領が8日に「イラン核合意からの離脱」を表明し、中東地域を巡る不安が高まったことで、原油相場(WTI先物)は約3年半ぶりに71ドル超まで上昇した。

 ただ、欧州主要国が核合意を維持する姿勢を示したことや、米国離脱による経済的影響がいまだ不明であることで、金融市場への影響は限定的となっている。むしろ米国市場では、エネルギー関連株(S&P500エネルギー株指数)の上昇が相場全体の基調回復を支えている状況だ。実際、朝鮮半島の緊張緩和もあり、米国市場で投資家の不安度を示すとされる「恐怖指数」(CBOE SPX Volatility Index)や「ブラックスワン指数」(CBOE SKEW Index)は低下している(図表1)。

 14日には米国が在イスラエル大使館をテルアビブからエルサレムに移転させる予定で、イスラム諸国の反発は必至である。原油相場高騰が消費や業績に与える影響を憂慮すべきだが、現時点で市場への影響は限られそうだ。

図表1:米国市場の恐怖指数とブラックスワン指数は低下している


注:「恐怖指数」=CBOE SPX Volatility Index (VIX)、「ブラックスワン指数」=CBOE SKEW Index
出所:Bloombergのデータより楽天証券経済研究所作成(2018年5月9日)

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