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欧州LCC大手Ryanairが全面的にAWSを採用する理由

Steve Ranger (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2018-05-14 12:17

 欧州の格安航空会社(LCC)大手Ryanairは、今後3年でほとんどのデータセンターを閉鎖する計画だ。インフラを「Amazon Web Services(AWS)」に移行させるためだ。

 Ryanairは毎年1億3000万人が利用し、1日のフライト数は2000を上回る大手LCCだ。すでに、ホテル予約サイトのRyanair Roomsや、Ryanair.comなど一部の中核ビジネスのワークロードはAWS上で動かしているが、AWSによると今回「全面的」な採用に踏み切るという。

 Ryanairは全社レベルのデータレイクを「Amazon S3」上に構築しており、「Amazon Kinesis」を使って顧客やビジネスデータから洞察を得ている。

 同社はAWSのデータベース、アナリティクス、機械学習、深層学習などのサービスを含むAWSサービスで標準化を進めている。

 また、「AWS ML Solutions Lab」と連携し、フライトセグメントの需要の急増を自動的に検出したり、スケジュールの変更を予測できるアプリケーションを構築している。

 AWSによると、Ryanairは旅行予約やセールに関する電子メールを1日に2200万件顧客に送っているという。「Microsoft SQL Server」から「Amazon Aurora」に移行することで、この欧州で最大規模の電子メールマーケティングを、低コストでより優れたパフォーマンスで実現できるとしている。

 Ryanairの最高技術責任者(CTO)John Hurley氏は、「機械学習は、われわれの事業の成長にとって非常に重要だ」と述べている。今後、「Amazon SageMaker」などのAWSの機械学習サービスを利用して、「MyRyanair」ポータルを個別の顧客向けにパーソナライズすることも検討しているという。

 Hurley氏によるとRyanairは、「Alexa」でも利用されている深層学習チャットボットサービス「Amazon Lex」も試しているところだという。これにより、顧客サポートの内容に応じてチャットボットまたは人間とやりとりできるようになる。

Ryanair

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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