Verizon Communicationsは、Amazon Web Services(AWS)を推奨パブリッククラウドプロバイダーに選定したと発表した。また同社は、1000以上に及ぶ業務アプリケーションやデータベースシステムの移行を計画しているという。
VerizonがTerremarkを買収してパブリッククラウド分野に参入していたことを考えると、この動きは興味深いものがある。Verizonは、2011年にTerremarkを買収し、パブリッククラウド分野とプライベートクラウド分野での野望を表明していた。その後、Verizonは2013年にクラウドコンピュートとクラウドストレージをローンチした。しかし2016年にパブリッククラウドに対する取り組みを終了し、2017年にはデータセンターおよびプライベートクラウド関連の資産をそれぞれ、EquinixとIBMに売却していた。Verizonは、本番環境のデータベースをAWSのデータベースエンジン「Amazon Aurora」に移行する。
AWSによると、Verizonは2015年にAWSのパブリッククラウドサービスを利用し始めたという。Verizonは、アジリティの向上とコストの削減を目指し、クラウドへの移行を全社的な取り組みとして進めている。
Verizon傘下で、米YahooとAOLを統合した企業であるOathも、5月に入りAWSを推奨パブリッククラウドプロバイダーに選定したと発表している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。