Microsoftは米国時間5月20日、Semantic Machinesを買収すると発表した。Microsoftによると、この買収は「Cortana」はもちろん、同社が開発する「XiaoIce」(シャオアイス)などのソーシャルチャットボットも強化することが狙いだ。XiaoIceは、中国、日本、米国、インド、インドネシアで計300億件以上の会話をこなしてきた。
カリフォルニア州バークレーに本社を置くSemantic Machinesは自社を、人とマシンの自然な対話を可能にする基礎的な人工知能(AI)技術を開発する企業だと説明している。テクノロジ分野の起業家であるDaniel Roth氏、カリフォルニア大学バークレー校のDan Klein教授、スタンフォード大学のPercy Liang教授らが同社を率いている。
Microsoft AI and Researchのコーポレートバイスプレジデント(CVP)および最高技術責任者(CTO)であるDavid Ku氏は次のように述べた。「Semantic Machinesの買収に伴い、当社はバークレーに優れた対話型AI研究拠点を確立し、言語インターフェースにおける可能性の限界を押し上げていく」
「Semantic Machinesの技術をMicrosoft独自のAI技術の進歩に結び付けることで、高性能で自然、かつ生産性の高いユーザーエクスペリエンスを提供し、対話型コンピューティングを新たなレベルに引き上げることを目指す」(Ku氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。