3人目のBardeen氏は、新たにパブリックプレビューを開始するMicrosoft HoloLens用アプリ「Microsoft Remote Assist」「Microsoft Layout」を披露。「われわれは(Microsoft HoloLensリリースから2年間で)『遠隔支援』『空間分析』『トレーニング』『共同作業』というシナリオが重要だと学んだ。それらの中で価値の高いものを実現」(Bardeen氏)したのが先のアプリケーションである。
Microsoft CVP, Mixed Reality Studios General Manager, Lorraine Bardeen氏
Microsoftは「20億人に及ぶファーストラインワーカーは新たな顧客区分であり、開発者にとっても新たな好機」(Bardeen氏)と述べつつ、今後も空間分析情報を組み合わせたソリューションの提供を目指すという。Bardeen氏は日本国内事例の1つとして、インフォマティクスとホロラボのMR分野による業務提携を紹介した。東急建設の都内某建設現場で実証実験を行い、図面と配管データの表示など、建築現場での活用を目指している。
遠隔地からアドバイスを求めるなど共同作業を実現する「Microsoft Remote Assist」
現実空間にリアルサイズの3Dモデルを設置し、問題の可視化や評価時間の短縮を目指す「Microsoft Layout」