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Facebook、ネットワーキングツールをオープンソース化

Larry Dignan (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2018-05-23 11:11

 Facebookは、同社が開発し、実際にネットワークトラフィックの管理に使用しているソフトウェアライブラリ「Katran」をオープンソースとして公開した。また、バックボーンネットワークを構築する際の作業を自動化するツールを発表した。

 このツールはFacebook主催の年次技術カンファレンス「Networking @Scale」で紹介されたもので、その詳細は2本のブログ記事で説明されている。

 FacebookがKatranを作ったのは、ネットワークの負荷分散を改善しながら、バックエンドサーバにより大きな柔軟性を与えるフォワーディングプレーンを開発するためだ。

 Katranは「eXpress Data Path(XDP)」と「eBPF」と呼ばれるカーネルの技術を利用して負荷分散を行うためのソフトウェアライブラリで、FacebookのネットワークのPOPで実際に使用されている。

 同社は、Katranをオープンソースとして公開することで、この技術を基礎としたロードバランサーのパフォーマンスが改善されることを望んでいる。

 Facebookの説明によれば、Katranは一般的なLinuxサーバで動作し、ほかのサービスとも共存可能で、メンテナンスやアップグレードも容易だ。またKatranを利用することで、ロードバランサーとバックエンドアプリケーションをコロケーションできるようになり、負荷分散のキャパシティが増大したという。

 同社はまた、バックボーンネットワークを構築する際の(物理的ではない)作業を自動化するツール「Zero Touch Provisioning」を発表した。

 この技術は、同社のネットーワークエンジニアが定型業務に費やす時間を減らし、ネットワークの運用に割ける時間を増やすために開発されたものだ。このフレームワークはFacebookの本番環境で、バックボーンネットワークの管理に利用されている。

 Zero Touch Provisioningの中核となる技術は、手順を小さなコードに分割する柔軟なワークフローフレームワーク「Vending Machine」だ。それらの手順が組み合わされて、タスクが構成される。

Zero Touch Provisioningの中核となる技術は、手順を小さなコードに分割する柔軟なワークフローフレームワーク「Vending Machine」

 同社は今後、Vending Machineのジョブグループのオーケストレーションを可能にし、ネットワークトポロジの再構築や、ソフトウェアのリビジョンのシームレスな導入にも利用できるようにしていく予定だという。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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