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日本株展望

好配当利回り株の選び方・買い方

ZDNet Japan Staff

2018-05-24 11:10

今日のポイント

  1. 日本の大型割安株の配当利回りは魅力的な水準
  2. 不況に強い業種から配当利回り2~5%の大型株を選ぶ
  3. なるべく多数の銘柄に分散投資する

 これら3点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

日本の大型割安株の配当利回りは魅力的な水準

 株式投資と言えば「値上がり益狙い」と思い込んでいる人が多いようだが、この発想を少し転換していただきたいと思う。

 今の日本株には、値上がりは大きく期待できないものの、安定的に高い配当利回りが期待できる銘柄が増えているからだ。

東証1部の平均配当利回りと長期金利(10年国債利回り)

東証1部の平均配当利回りと長期金利(10年国債利回り)
推移:1993年5月~2018年5月(23日まで)
注:楽天証券経済研究所が作成

 昔の日本株は配当ではなく、値上がりを狙って買うものだった。

 1993年ごろでは、東証1部の平均配当利回りは1%もなかった。当時、長期金利(新発10年国債利回り)が5%近くあったので、株の利回りは低すぎだった。

 ところがその後、長期金利が下がり続ける中で、日本株の利回りは上昇し続けた。「株価が下落した」「日本企業が株主への利益配分を増やすようになった」ことが、利回り上昇の要因である。

 ところで皆さんは、1993年ごろに長期金利が5%もあったことを覚えているだろうか。

 このときに10年国債を買えば、10年間で50%(税引き前)の確定利回りが得られたのだ。素晴らしいリターンである。それでも当時、5%の利回りに魅力を感じた投資家はあまりいなかった。なぜだろうか。

 現在では信じられないことかもしれないが、当時はまだインフレ期待が高く、5%程度の利回りでは十分にインフレをカバーすることができないと考えられていたからだ。つまり、インフレに弱い債券投資よりは、インフレに強い不動産投資や株投資に魅力を感じる人が多かったのである。

 今から振り返ると、そこがデフレ社会に突入する入り口で、値上がり益を狙って動くものを追いかけるより、じっくり長期国債で利回りを狙った投資をすべきだったのだ。

 では、これからの10年はどうだろう。長期国債の利回りがあまりにも低くなってしまったため、国債の投資魅力は低くなった。

 そこで注目されるのが、日本株の利回りの高さである。配当利回りから日本株を見直していい時代に入ってきたと思う。

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