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日本株展望

北朝鮮は変われるか? --「非核化」だけでない、「普通の国」になれるか問われている

ZDNet Japan Staff

2018-05-29 10:15

今日のポイント

  1. 株式市場の波乱材料となってきた北朝鮮:「非核化」は本気か?
  2. 北朝鮮の命運を握る「中国」
  3. 中国が、北朝鮮をかばい続ける理由:「歴史的経緯」だけでない
  4. 北朝鮮が民主化すると、民主化の波が中国に及ぶ可能性も
  5. 金正恩委員長がもっとも恐れるのは、海外の情勢が北朝鮮内に流れ込むこと

 これら5点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

株式市場の波乱材料となってきた北朝鮮:「非核化」は本気か?

 北朝鮮が今年に入り、突然、対外強硬策を取り下げて融和路線に転じたことは、株式市場に驚きをもって、受け止められた。朝鮮半島有事のリスクを警戒していた株式市場にとって、予期せぬプラス材料となった。

 金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は、4月27日に板門店で、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会談した。この南北首脳会談で、両国の戦争状態を終結し、朝鮮半島の非核化を実現する合意がなされた。さらに6月12日に、シンガポールで米朝首脳会談を実施し、米国との関係も改善するはずだった。

 ところが、5月16日、北朝鮮側から、一方的な核廃棄を迫る米国への不満と、米朝首脳会談を再考すべきとの発言が出てから、雲行きが怪しくなった。北朝鮮サイドのコメントには、米政府高官を罵倒する表現も含まれており、融和路線に転じたのは見せかけに過ぎないと疑念が生じた。北朝鮮の速やかな非核化が進まないと判断したトランプ大統領は5月24日、米朝首脳会談の中止を宣言した。

 これで慌てたのが、北朝鮮サイドだった。非核化スケジュール決定で優位にたとうと揺さぶりをかけたものの、首脳会談のキャンセルまでは意図していなかったと考えられる。

 5月25日には「(米朝)首脳会談を切実に願っている」とのメッセージが北朝鮮側から出され、さらに26日には、急きょ、4月27日以来、2回目の南北首脳会談が実施された。ここで、金正恩委員長は、文大統領に、米朝首脳会談の実現に向けて、協力を依頼したと考えられる。

 トランプ大統領も、この呼び掛けに応じ、再度、首脳会談実現に向けた交渉が始まった。米政府高官が北朝鮮入りし、非核化で合意できる内容があるか、協議が行われている模様だ。予定通り、6月12日にトランプ大統領と金正恩委員長の会談が実現するか、予断を許さない状況である。

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