「iOS 11.4」リリース--「AirPlay 2」導入、メッセージの「iCloud」保管

Scott Stein (CNET News) 翻訳校正: 編集部

2018-05-30 07:11

 「iOS 12」がどのようなものになるかが判明するまでおそらくあと約1週間というタイミングで、「iOS 11」の最新バージョンがダウンロード提供された。今回リリースされた「iOS 11.4」では、「AirPlay 2」と「Messages in iCloud」という、2017年に約束されていたが未提供だった2つの機能が導入されている。

 AirPlay 2は、複数の部屋でオーディオ再生ができるというもの。2つの「HomePod」によるステレオ音楽再生も可能となる。AirPlay 2に対応するスピーカを「iPhone」や「iPad」で操作することができる。

 もう1つの主要機能は、長い間待ち望まれていたMessages in iCloud(iCloudにメッセージを保管する機能)だ。この機能を有効にすると、メッセージを削除した際にどのデバイスからも同時に削除される。新しい端末でアカウントにログインすると、バックアップから復元することなく、これまでのメッセージをその端末で見ることができる。

 Messages in iCloudは、エンドツーエンドの暗号化を採用し、メッセージのアーカイブや添付ファイルをローカルストレージではなくクラウドストレージに格納する。

 アップデートは、米国太平洋時間5月29日午前10時頃、該当するiPhoneとiPadを対象にリリースされた。Apple TVにも、「TVOS」のバージョン11.4へのアップデートがリリースされた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]