編集部からのお知らせ
新着記事まとめ:アジャイル開発が支えるDX
新しい働き方の関連記事はこちら
日本株展望

イタリア発の株価波乱?--押し目はセクター選別の好機

ZDNet Japan Staff

2018-06-01 12:31

今日のポイント

  1. イタリアの政治的混乱が世界株安の背景
  2. 「PIIGS危機」が再来する可能性は低い
  3. 株価の押し目をセクター(業種)選別の好機に

 これら3点について、楽天証券経済研究所チーフグローバルストラテジストの香川睦氏の見解を紹介する。

イタリアの政治的混乱が世界株安の背景

 今週の世界市場では、イタリアの政治的混乱を震源としたリスク回避姿勢が強まり、為替でユーロ安と円高が進行。内外株式は一時急落を余儀なくされた。

 イタリアでは、3月に実施された総選挙でポピュリズム政党「五つ星運動」と極右政党「同盟」が勢力を伸ばしたものの、連立政権の樹立に失敗していまだ政権が発足していない。EU(欧州連合)批判を繰り広げる両党とマッタレッタ大統領の対立が先鋭化しており、事態収拾のため再選挙が実施される可能性が高くなっている。

 隣国のスペインでも与党議員の汚職疑惑を巡り、野党がラホイ首相に対する不信任動議を提出。両国の政治的停滞は当面免れず、景気の下振れリスクだけでなく、市場は「EU離脱」をも警戒する動きとなった。

 EU内で経済実態がドイツやフランスに劣後しているイタリアやスペインでは、与党や議会の親EU派が劣勢傾向となっている。緊縮財政を強いるEUに対する批判を受け、財政出動(バラマキ)を主張する反EU派が一段と勢力を増せば、EU統合維持や通貨ユーロの信認が後退することが懸念される。

 今週は、イタリアやスペインの国債が売られ(利回りは上昇し)、域内の安全資産とされるドイツ国債が買われた(利回りは低下した)結果、ユーロ円の下落とドル安・円高が進み、日経平均を押し下げる展開となった(30日時点)。ただ、31日はいったん落ち着きを取り戻し、株価は反発した。

図表1:イタリア発のユーロ不安は世界に波及する?

図表1:イタリア発のユーロ不安は世界に波及する?
出所:Bloombergのデータより楽天証券経済研究所作成(2018年5月30日)

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. windows-server

    伝説の「ひとり情シス」が解説、5つのステップで実現できる“ミニ仮想環境”構築 指南書

  2. コミュニケーション

    在宅勤務・テレワークで効果を発揮! SB C&Sが明かすTeams活用事例

  3. 運用管理

    3つの業界それぞれの「バックアップ」に関する課題と解決方法をわかりやすくマンガで解説

  4. 運用管理

    3層構造のITでは、なぜDXが進まないのか--ある中堅製造業はいかにDXの第一歩をスタートさせたか?

  5. 仮想化

    なぜ多くの企業が仮想デスクトップへの移行を急いでいるのか?その理由と最適なDaaSを知る

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]