山形銀行は、リアルタイムデータ統合ソリューション「Tealium Universal Data Hub(Tealium UDH)」を導入し、ウェブサイトで顧客ニーズをリアルタイムに取得・解析する取り組みを開始した。同製品の導入や利用を支援する大日本印刷(DNP)が発表した。
同行では今後、Tealium UDHを活用し、一人ひとりに合ったメッセージや通知の出し分けを最適なタイミングで行い、生活者に寄り添った最適なユーザーコミュニケーションの実現を目指す。DNPは、Tealium UDHによるマーケティングのPDCA運用など、同行のデジタルトランスフォーメーションを総合的に支援していく。
Tealium UDHは、顧客接点(タッチポイント)ごとに分断しているデータを即時に統合、管理するリアルタイムデータ統合ソリューション。即時にウェブサイトなどのタッチポイントと連携し、顧客の好みに合わせたメッセージや通知の出し分けを最適なタイミングで行える。また、無駄な広告を停止するなど、顧客にとってストレスのない最適な施策をタイミング良く提供することで、予算の最適化や費用対効果の向上も実現できる。
DNPでは、デジタルマーケティングを活用した施策立案から、ダイレクトメール発送やメールの配信といった具体的な施策の実行まで、さまざまな企業のマーケティング活動の支援を総合的に行っている。その中で、Tealium UDHを提供するTealium Japanとパートナーシップを組み、導入および活用支援サービスを提供している。同社では、他の金融機関などに向けてのTealium UDH導入支援も実施し、関連事業を含めて2020年に2億円の売上を目指している。