クラウドベースの財務および人事アプリケーションの大手であるWorkdayは米国時間6月11日、クラウドベースのビジネスプランニングソフトウェアを手がけるAdaptive Insightsを15億5000万ドル(約1700億円)で買収すると発表した。
Workdayはこれにより、同社の財務/人事管理製品にAdaptive Insightsの製品を組み込むとともに、プランニングソリューションの取り組みを強化していく。
Workdayによると、同社のプランニング製品「Workday Planning」とAdaptive Insightsの製品が統合される予定だという。Adaptive Insightsの最高経営責任者(CEO)であるTom Bogan氏はWorkdayのCEOであるAneel Bhusri氏に直属する。
Bhusri氏は電話会議で、Adaptive Insightsの買収によってWorkdayの経営計画分野のロードマップが加速されると述べた。同氏は、「われわれはファイナンシャルプランニング(FP)分野のロードマップを2〜3年加速することになる」と述べるとともに、Workdayの既存のロードマップが人員計画と人事管理を中心としたものになり、Adaptive Insightsは財務分野に注力することになると付け加えた。
Workdayは今後、データモデルとユーザーエクスペリエンスを融合するためのロードマップを描いていくことになる。
Bogan氏は、WorkdayによってAdaptive Insightsはさらなる売り上げ増が期待できると述べた。これら2つのクラウドは既に統合が進んでおり、共通の顧客を数多く抱えている。

Workdayによると、この買収は2019会計年度第3四半期(2018年10月31日締め)に完了する予定だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。