日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)は6月11日、ハッカー競技会「SECCON2018」の開催概要を発表した。攻防戦形式の「SEECON CTF(Capture The Flag)」をメインに、初心者向けの「SEECON Beginners」や、女性限定の「CTF for Girls」を実施する。
SECCONは2012年に開始され、所属や年齢を問わずにチーム戦でセキュリティのハッキング技術を競う。国内外の学生や社会人など5000人近くが参加する国内最大級の大会となっている。
2018年のSEECON CTFは、10月27~28日に日本語と英語によるオンライン予選、12月22~23日に国際大会(オンライン予選上位12チームと2つの海外連携大会の優勝チーム)、同23日に国内大会(オンライン予選の日本の上位12チームと3つの国内連携大会の優勝チーム)が行われる。国際大会の優勝チームには経済産業大臣賞が授与される。
また、SEECON Beginnersは9月から2019年1月にかけて全国5会場で、CTF for Girlsは6月22日~2019年2月に計3回行う予定。いずれもセキュリティ技術を学ぶワークショップを中心に、参加者同士の交流も図る内容で実施する。
SEECON CTFは、前回まで東京電機大学の東京千住キャンパス(足立区)で実施したが、今回はカンファレンスやワークショップ、技術展示などの規模を大幅に拡大することから、会場をアキバ・スクエア(秋葉原 UDX)と秋葉原コンベショホール(ともに千代田区)に変更する。
SECCON2018の開催スケジュール(出典:JNSA)