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日本株展望

アナリスト式・株主優待テク--配当利回り×優待内容でセレクト

ZDNet Japan Staff

2018-06-21 11:13

今日のポイント

  1. 優待だけでなく配当利回りも見て総合的に有利な銘柄を選ぶ
  2. JTの投資魅力
  3. KDDIの投資魅力

 これら3点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

優待だけでなく配当利回りも見て総合的に有利な銘柄を選ぶ

 日本には「株主優待」という世界でも珍しい制度がある。上場企業が株主に感謝して贈り物をする制度だ。株主への利益還元は原則、配当金の支払いによって行うものだが、それとは別に優待を実施している企業がある。個人投資家にとって魅力的な制度なので積極的に活用するといいだろう。

 ただ一部の「優待好き」投資家は、優待品の魅力ばかり見て配当利回りを見ていないことがある。これには首をかしげる。というのは、人気の優待銘柄には配当利回りの低い銘柄が多いからだ。

 配当利回りを見ずにひたすら優待品だけ見て投資するのは、必ずしも合理的な投資行動とは言えない。確かに優待品をたくさん送ってもらえるのはうれしいものだが、それよりもたくさん配当金をもらってそれで自由に好きなものを買った方がいいとも言える。

 理想的には、「株主優待と配当利回りが両方とも魅力的な銘柄」を選んで投資したらいいのだが、そのような銘柄は意外とありそうでない。配当利回りの高い会社には、「株主への利益還元は配当金でやるべき」という考えを持っていて、株主優待を行わない企業が多いからだ。

 ただし、一生懸命に探すと優待も配当利回りも魅力的という銘柄も見つけられる。ただ、アナリストとしてはそれだけで選ぶこともできない。中長期の収益力や財務内容が良好なものを選ばなければならない。以下の5銘柄は、その条件を満たしていると考える。特に、JT(日本たばこ産業)と、KDDIは投資価値が高いと判断している。

株主優待と配当利回りがともに魅力的な銘柄

株主優待と配当利回りがともに魅力的な銘柄
出所:配当利回りは6月20日時点。計算根拠は下記の表を参照。楽天証券経済研究所が作成

 株主優待の内容は変更になることもあるので、常に最新の情報を確認していただきたい。現時点での優待内容は以下を参照。

配当利回りの計算根拠

配当利回りの計算根拠
出所:配当利回りは1株当たりの年間配当金を、6月20日の株価で割って計算。1株当たりの配当金は会社予想。オリックスの来年3月末基準の配当金のみ、楽天証券予想。ホンダは、四半期ごとに年4回、配当金を支払う

 上記の5銘柄で、JTだけが12月決算である。6月末と12月末に配当金を受け取る権利が確定する。6月末の権利を取るためには、6月26日までに投資する必要がある。27日に買ったのでは、6月末の権利は取れないのでご注意いただきたい。

 他の銘柄は3月決算である。ホンダ以外は、9月末と来年3月末に配当金を受け取る権利が確定する。ホンダは四半期ごと年4回、配当金と株主優待を出している。

 次ページで、JTとKDDIについてコメントする。

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