NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は6月20日、同社の企業向けクラウドサービス「Enterprise Cloud」(ECL)、データセンターサービス「Nexcenter」と、Googleのクラウドサービス「Google Cloud Platform」(GCP)を組み合わせたデータ分析ソリューションを提供開始すると発表した。
この新サービスを利用することで、重要なデータをECLやNexcenterに蓄積し、対象データのみをGoogleの暗号化機能を利用しながらGCPに流通させ、機械学習などのサービスを活用できる。機械学習については、NTT Comがユーザーの用途に合わせてコンサルティングする。
利用イメージとしては、製造ラインの品質改善による品質コストの削減やデジタルマーケティングへの活用が想定される。
データ分析ソリューションのイメージ
GCPへ流通させるデータについては、ETLツールを用いて加工や秘匿化を行う。
また、Google Cloud Partner Interconnectの機能を活用し、NTT Comがクラウドコロケーション接続サービス「Software Defined Exchange Service」(SD-Exchange)を提供する。これにより、GCPとECL/Nexcenter間を最大1Gbpsでプライベート接続する。さらに、Google Cloud Dedicated Interconnectの機能を活用して、NTT ComがGCPとNexcenter間を10Gbpsでプライベート接続するメニューも提供される。
GCPのロギングサービス「Enterprise Cloud Monitoring Logs」についてはNTT Comが提供する。これによりECLで運用するシステムのサーバログを可視化、分析することが可能となる。
利用料金は個別見積り。