日立製作所は6月21日、国内外グループ会社のデータサイエンティストを、現在の700人から2021年度までに3000人を目標に増強すると発表した。
同社はデータサイエンティストをグローバルに育成、強化するため、スキル要件と育成プログラムを整備する。また、専門家コミュニティーを立ち上げ、データサイエンティストが直面するさまざまな課題に対して国内外の研究者や実務者が相互に情報提供やアドバイスなどを行う。
データサイエンティストのスキル要件については、データサイエンティスト協会の定義をもとに、制御技術(OT)分野やAI研究者のスキル要件を追加し、あわせて育成プログラムも強化していく。
さらに、同社グループ内のデータサイエンティストを「人財マネジメント統合プラットフォーム」に登録し、グローバルで活用する。これによりデータサイエンティストを定量的に把握、可視化し、ビジネスに必要な人材配置を容易にしていく。