
家の購入
米サンフランシスコにはすでにロボットによる不動産案内ツアーも存在するが、不動産業界ではARが次の大きな技術革新になるかもしれない。
米国で家屋を販売する際には、購入者が魅力を感じるように家を整えるホームステージングと呼ばれる作業を行うことが一般的だ。本来この作業は不要だが、現時点では家を売る過程で避けられない費用になっている。ステージング業者はレンタル家具を運び入れて、空っぽの家を人が住んでいる様子に見せかける。
不動産業者であるSotherby's International Realityは、この問題を解決するアプリ「Curate」をリリースした。Curateを使えば、IKEAの家具アプリのように、購入や賃貸を考えている見込み客が、検討している商業施設や住居に好きな家具を仮想的に置いてみることができる。