トレンドマイクロは、不正なウイルス検索サービス「Scan4You」に関連した米連邦捜査局(FBI)の捜査に協力し、同サービスに関連する人物の特定や逮捕、摘発を支援したと発表した。
サイバー犯罪者が利用する「Scan4You」は、犯罪者が作成した不正プログラムを30種類以上のセキュリティソフトに検知されないかを確認できるサービスとして知られていた。
トレンドマイクロは、2012年に本件に関するリサーチを開始し、FBIに協力をした。「Scan4You」は、容疑者2人が2017年5月に逮捕されたことによりサービスを停止した。
同社は、長年国際刑事警察機構や欧州刑事警察機構、英国のNational Crime Agency(NCA)などと、世界各地で約20件のサイバー犯罪の捜査に協力しており、最近ではNCAへの長年にわたる協力が不正なウイルス検索サービス「reFUD.me」の運営者に対する有罪判決に結び付いた。